目次
自宅サロンオーナーの実際の年収や月の収入の裏側とは?
何かしらの資格を取得したほとんどの方が自宅サロン開業を目指しているケースが多々あります。
既に何年かセラピスト経験がある方から異業種からの転職を目指している方。
あるいは、長年の主婦から独立を目指している方など。。。
ただ現実には、多くの方が自宅サロンを開業すると失敗してしまうケースが殆どです。
自宅サロンのメリット&デメリットとは?
最近では資格さえ取れば誰でも気軽に始められるということもあってか?
自宅の一室をサロンとして開業する女性起業家が増えてきてます。
自宅サロンのメリットとしては、
●家賃が掛からないので固定費を抑えることができる
●固定費を抑えられる分、利益を上げやすい。
●家事や育児の時間とのバランスが取りやすい
●子連れなどのお客様を呼びやすい
●プライベートサロン化しやすい
●お客様と近い関係を築きやすい
というメリットがあります。
その反対にデメリットはというと、
●立地の面で不利になる事が多く集客がやりにくい
●独立型の店舗に比べ、ブランドイメージを築きにくい
●明確なお店のウリが無いと思うように集客しにくい
●夜間などの遅い時間帯のお客様をとりにくい
●看板やチラシなど大々的な広告が打ちにくい
●仕事とプライベートのメリハリがつけにくい
などがあります。
冒頭でもお伝えしたようにですね?
誰でも気軽に簡単に開業できるということから自宅サロンは年々増えてきています。
とはいっても開業するのは簡単でも、現実に集客して売上をあげて継続していくことは至難の業なのです。
ちゃんとした計画を立てて開業しないと、厳しい現実を思う存分に味わうことになります!
また実際にサロンを自宅開業したはいいけど、営業しても現実には全く収入になってない方も少なくありません。
月に数万円程度しか稼げない自宅サロンオーナーさんも中にはいらっしゃいます。
あるいは、本業では稼げないということでパートなど掛け持ちをされてる方もいらっしゃいます。
自宅サロンと言っても、収入源は様々?
そして自宅サロンと言っても、形態や業種はバラバラですし、各々のサロンの収入金額も様々です。
ちゃんと集客や経営を学んで、自分なりに創意工夫されてるサロン店は自宅であっても流行ってます。
その反対に何も集客や経営を学ぼうとせずに1人で悩み続けてるサロン店は閉店間際です。
つまり今の時代は、はっきりと二極化してるってことです!
ちなみにですが、自宅サロンの収入源なんですが・・・・
特に経歴の長いセラピストさんたちは施術以外にも、様々な方法で収入を得ています。
例を挙げてみますと、
・施術代金
・化粧品や関連グッズなどの物販
・技術や知識をお伝えする講師・スクール業
・オンライン商品販売による収入
など。
基本的に自宅サロンのメインとなる収入は、お客様を施術をすることで得られる施術代金です。
仮に施術代は、10分1,000円が通り相場と言われていますが!?
使用するトリートメント部材や客層によって10分で2~3千円とるサロンもあります。
施術代金による収入は
基本価格 × 施術時間 × 客数
で求められます。
例えば、大手サロンの場合は基本価格は、相場として10分500円と低い場合がほとんどです。
この場合、客数を増やすことでサロンの収入アップをはかります。
さらに、大手サロンには多数のセラピストがいて、一度に多くのお客様をこなすことが出来ます。
なので施術時間を圧倒的に増やすことで、サロンの収入を上げています。
では、その反対に自宅サロンの場合はどうでしょうか?
自宅サロンは、セラピストは基本的に1人しかいません。
なので1人のセラピストが、1日の営業時間内でこなせる施術時間には当然ですが限界があります。
この様に、自宅サロンは大手サロンに比べて客数のわりに、収入は上がりにくいのが理解できるかと思います。
1日に4人も5人も施術をこなせるセラピストなんて40代や50代の方であればほぼ体力的に無理です!
さらに、このMAXでの施術を毎回こなし続けることはどう考えても無理です。
かといって自宅サロンでは、休業日を設けないわけにはいきませんよね?
なので、仮にすごく頑張って集客して、月に20日間働いたとしてもですよ?
自宅サロンの1ヶ月のMAX収入は限界があります。
普通にこのモデルでやれば月のサロンの売上が60~70万が限界だと思います。
この様に、自宅サロンで売上を上げることがどれだけ大変なのか実感していただけたと思います。
月商100万円を実現してる個人サロンの裏側とは?
とはいっても、世の中には
「月商100万円を実現!」
とか言ってるセラピストさんもいらっしゃいます。
そんな、月商7桁を達成している自宅サロンは何をしてるのか?
気になりますよね?
その裏側なんですが・・・・・
実は彼女たちがやってることは、
●高単価のメニューを構築
●化粧品や関連グッズによる物販での収入
など様々な収入を得ている場合がほとんどです。
自宅サロンは基本は1人でやってるので、大手サロンに比べるとですね?
セラピストとお客様の関係性がより深い繋がりになっていく自宅サロンにとって物販はそんなに大変なことではありません。
実際に施術にに使用した美容液や化粧品などをオススメしたり・・・・
姿勢や体型を補正する下着などを販売したり・・・・
自宅サロンにとって、施術以外での物販による収入源はとても大事です。
これは裏を返せば、セラピストとしての技術の経歴がどれだけ長くてもですね?
自力で商品を売る力やセールス力が無いセラピストにとっては自宅サロンでの貴重な収入源が減ってしまいます。
逆に、セラピストとしての経歴は短くても長年の営業や販売業での経験があるセラピストさんはですね?
施術代と同じくらい物販で稼いでいるなんてことも珍しくありません!
ご自身の技術や知識をお伝えする講師スクール業による収入
さて、自宅サロンを開業して何年か経ってある程度の経験と自信が付いてくるとですね?
ここで一度、頭打ちになる時期がでてきます。
経験と年数である程度のサロンのお客様の数もそれなりに安定してきます。
それと同時に商品販売もリピートだけで安心して経営を続けていけるようになります。
ですが、段々とサロンオーナー自身の体力的な限界を感じることが増えてきます。
しかし、お客様を減らすことは、サロンの売上減となることを意味します。
そんな年齢を重ねたセラピストさんの中でも10年以上、自宅サロンを続けていけているセラピストさんは何をしてるのかというとですね?
皆さん何らかの講師スクール業の活動をしています。
いわゆる『セラピストを目指す方への技術スクール』なんかがいい例です。
自分で教える側にまわるとなれば、何十万単位の収入が一気に入ってきます!
施術だけの体力を使うモデルではなく、人に技術を教える側にまわるスクール業をやる方が増えるのは必然的です。
では、なぜある程度の経験とキャリアを積むと、サロンオーナーさんは講師スクール業ををするのか?
それは、講師をすることでセラピストとしてのハク付けになるからです!
つまり、一人で細々と自宅サロンをしているサロンオーナーに比べてもですね?
多くの生徒を前にして講師をしている人の方がセラピストとしても信頼できる気がしますよね?
そしてスクールの生徒たちからの信頼度が上がれば、施術料金を上げてもお客様は満足してくださいます。
施術料金が上がれば、1日にとるべき客数も減りますので、施術だけのサロンモデルで体力を削るよりも長い目で見れば割が良い場合が多々あります!
講師スクール業を成功させるためには?
ただし、講師スクール業を成功させるためにはですね?
当然ですが、あなた自身に人間力や講師としての魅力がなければ活動は続けられません。
またもちろんですが、生徒も思うように集まりません!
「講師活動は、自分が稼ぐため!」
「スクール業は、サロンの売上を確保するため!」
そんな風に片手間でやっている講師に教えて欲しいと思う生徒さんは、いませんよね?
なので、もし仮にあなたが講師スクール業をする場合は、当然ですがエステの知識と経験も豊富でなければいけません!
よく開業して1~2年しか経ってないのに、ブログやホームページで「当サロンはスクールをしてます!」みたいなPRを見かけることがありますが。。。
冷静に考えて、そんなサロンオーナーに習いたいと思うでしょうか?
相手にとっては、信頼度も経験値も低いサロンオーナーに技術を教えてもらうメリットはありませんよね?
「そろそろ5~6年目だから、講師スクール業でもしてみようかなぁ・・・」
そう言って講師活動を始めてるうちにですよ?
自宅サロンのお客様をないがしろにしてしまったりしては本末転倒です!
あるいは、自宅サロンも講師スクール業も頑張りすぎて、自らが体調を壊してしまって逆に大幅収入減になってしまうパターンもあります。
これでは何のために自分がやってるのかが分からなくなります。
なので、大事なことは目的をちゃんと決める事とバランス感覚です!
結局、自宅サロンオーナーの年収とは?
独立して自宅サロンのオーナーになったら、年収が上がるのではないかと期待する方も多いです。
ですが、実際にはその人の経営力と腕次第というのが現実です。
自宅サロンのオーナーになった場合、年収200万円以下の方もいます。
その一方で繁盛店のサロンオーナーさんなら1000万円クラスのオーナーもいます。
独立してすぐはサロンの知名度が低く、当然ながら来店するお客様も少ないのが現実です。
なので、自宅サロンで開業される方は、最悪は年収200万円以下を覚悟していた方がいいでしょう。
もしその金額では生活していけないという方であればですね?
何も言いませんので、普通にOLしたりバイトした方がよっぽど収入になります!
ちなみに年収1000万円クラスのオーナーは、長い年月をかけてお客様を獲得し、たくさんのリピーターを抱えている状態です。
もちろん彼女たちは技術も磨き続け、集客なども学び続け、裏でコンサルタントなどの専門家も付けてるケースが殆どです。
自宅でサロンを開業した場合、毎月の家賃は必要ありませんが、集客やセールススキル、経営センスなどが必要になります。
また自宅サロン開業のオーナーになれば、営業や施術や接客や集客・セールスなど、すべて自分で行わないといけません。
また自分でサロンを経営する場合は、サロンの売上が直接あなたの月収になるわけではありません!
サロンの売上から物販の仕入れ代や消耗品代、開業時に借入したローン返済など。。。
それに仮にスタッフを雇っていれば人件費などもかかります。
なので、サロンの売上からそれら経費を差し引いて残ったお金が実際のあなたの本当の収入になります。
例えば、月50万円の売り上げがあった場合、物販の仕入れ代、ローンや消耗品代として25万円かかれば、月収は25万円ということになります。
実際に自宅サロンオーナーの場合はですね?
ある程度のサロン店の知名度が上がるまでは、年収がかなり低くなると覚悟していた方がいいですね。
また自宅をサロンではなく、別でマンションなどを借りてサロンを開業する場合はですね?
自宅サロンとは違って家賃が別でかかるため、その分年収もさらに下がる可能性もあります。
借りてるマンションの家賃にもよりますが、最初から黒字経営できるサロンオーナーはほぼ皆無である現実を知っておいてくださいね!
またサロンを自分で開業するとなるとですね?
実際に新規のお客の数が増えていかない限り、サロンの安定した利益を出すことはできないのです。
この点は十二分に事前に理解しておいてくださいね!
もし仮に最悪サロンの売上が赤字が続いた場合も想定してですね?
閉店に追い込まれないよう、事前に融資制度や身内からも調達して資金を常に確保しておくことも大事です。
独立開業することで年収が本当に増えるのかどうか?
仮にあなたがサロンオーナーとして独立開業することで、気になるのが
『本当に年収が増えるのかどうか?』
ですよね?
もちろんサロンオーナーになれば、頑張るだけ頑張って稼げばすべて自分の収入になります。
なので、1000万円以上稼げるという可能性は広がります。
しかしながら、独立開業してすぐは知名度が低く、来店してくださるお客様も少ないのが現実です。
なので、当初はサロンの売上は赤字になることを覚悟しなければいけません。
また家賃は掛からないとはいえどもですよ?
サロン経営していくための広告費や仕入れ代など経費も別途もかかるので、入るお金よりも出ていくお金の方が多くなります。
そこを何とか踏ん張って新規客やリピート客が増えていくとですね?
それが即あなたの収入につながるため、サロンオーナーの年収が上がっていきます!
自宅サロンオーナーの年収の裏側のまとめ
今回は、自宅サロンオーナーの年収の裏側について解説してみました。
何度も言うように、独立開業してサロンオーナーになったからといって簡単に収入が上がるものでは決してありません。
集客マーケティングや経営センスなどがなければですね?
いつまでたっても低収入しか上げることができず、赤字も続くといったケースが多いです。
それでもあなたは覚悟を持って独立開業しますか?
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