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ホットペッパー祭の裏側で何が起きているのか?
今週、ホットペッパーに掲載されている多くのサロンオーナーさんたちは、例の「ビビビ祭り」を終えました。
テレビでも街中でも「お得なキャンペーン!」の文字が踊って、お客さんたちはワクワクしながら新しいサロンを探し回る。サロン業界全体が一年で最も活気づく瞬間でした。
一見すると、これって絶好のチャンスに見えませんでしたか?
新規のお客さんがたくさん来て、予約がバンバン入って、売上も上がって…そんな期待を持たれた方も多いと思います。
でも実は、このお祭りの裏側では、ある「大きなルール変更」が静かに、しかし確実に牙を剥いているんです。
もうご存じの方も多いと思いますが、今回の改悪は本当に深刻です。
具体的には何が変わったのか?
まず、お客さんに付与されるポイントが半分に減少しました。
そして同時に、お店側が支払う手数料負担が増加したんです。
この「ダブルパンチ」、想像以上に厳しいです。
分かりやすく例えるなら、お祭りの主催者への「場所代」が跳ね上がったのに、お客さんがお店で使える「割引券」が半分に減らされてしまったような状態です。
これ、どういうことか分かりますか?
お客さんにとっては「前ほどお得じゃなくなった」と感じるし、お店側は「前より利益が少なくなる」という、誰も得しない状況が生まれるわけです。
ホットペッパービビビ祭りの後に訪れる残酷な「二極化」
このお祭りが終わった後、サロン業界には残酷な「二極化」が訪れます。
そして、この二極化こそが、今後のサロンの未来を大きく左右することになるんです。
まず、お祭りで大成功して、その後の3月も予約でいっぱいになる「勝てる店」について詳しくお話ししましょう。
これらのお店は、ただ「安くするよ!」と叫んでいるお店ではありません。
彼女たちは賢いんです。
リクルートが配るポイントが減ることを何ヶ月も前から予測していました。
だから、以前から自社独自の「次回来店特典」や「LINE登録での優待」、「会員限定のシークレットメニュー」を用意して、お客さんの関心を早々に「予約サイトの外」へと導いていたんです。
つまり、ホットペッパーは「初めまして」の場所として使うけれど、そこから先の関係性は自分たちでしっかりと築いていく。
ポイントという他人の力に頼るのではなく、自分たちの手でお客さんにお得感と特別感を届ける準備ができているわけです。
一方で、非常に厳しい状況に追い込まれるのは、これまで「安売りクーポン」と「ポイント還元」の力だけで集客してきたお店です。
手数料が増える中で、お祭りに合わせてさらに安いクーポンを出してしまえば、一時的に予約は入ります。
でも、月末に手元に残る現金は驚くほど少なくなります。
しかも、ポイントが貯まりにくくなったことに敏感な「ポイントハンター層」のお客さんは、お祭りが終わった瞬間に、より安い他店へと去っていきます。
彼女たちにとって、あなたのサロンの技術も接客も、ポイントという「餌」の前では二の次です。
厳しい言い方ですが、これが現実です。
2026年3月に繁忙期に訪れる「祭りの後の静けさ」という恐怖
お祭りの熱狂が冷めた後の3月。
ここには「祭りの後の静けさ」と呼ばれる、恐ろしい空白期間が待っています。
例年であれば3月は、卒業や入学のシーズンで忙しいはずです。
新しい門出を迎える人たちが、気持ちも新たにサロンを訪れる季節。
本来なら稼ぎ時のはずですよね?
でも、今年に限って言うと、「ポイント動機」が弱まったことで、お客さんの選別の目がこれまでになくシビアになります。
これまでは「ポイントが貯まるからあのお店でいいや」という、ある意味での「妥協」がサロンを救っていたかもしれません。
でも、その妥協が消えるんです。
これからは「どうしてもあのお店に行きたい」という強い動機、つまり明確な理由がない限り、予約は埋まらなくなります。
そしてお客さんは考えます。
「別に、どこでもいいわけじゃない。本当に自分が行きたいと思えるお店を選ぼう」と。
想像してみてください。
スタッフは揃っている、お店もキレイに掃除した、技術も磨いてきた、新しいトリートメント剤も仕入れた。
でも、予約が入らない…そんな3月を迎えたくないですよね?
ホットペッパーだけに集客手段を頼ることの限界
ここで最も大切な「気づき」をお伝えします。
これは、私がこれまでの長年のキャリアにおいて数多くのサロンの方たちの相談に乗ってきて、彼女たちと向き合ってきた中で、確信を持って言えることです。
それは、ホットペッパーという大きな場所だけで自分たちの魅力を伝えることには、最初から限界があったということです。
ホットペッパーにおいては、決まった写真の枠、決められた文字数の中に自分たちを押し込まなければなりません。
どんなに素晴らしい技術を持っていても、どんなにお客さん想いの接客をしていても、どんなに良い商材を使っていても、それを伝えられるのは限られたスペースの中だけです。
これは、みんなと同じ制服を着て、決められたセリフしか喋ってはいけない発表会に出ているようなものです。
隣のサロンも、向かいのサロンも、みんな同じように見える。違いが分からない。
これが私がよく例える「黒いカラス」状態です。
だから、お客さんは「じゃあ、一番安いところでいいや」となってしまいやすくなります。
これでは、サロンが持つ本当のこだわり、例えば、オーガニックにこだわったコスメ選び、一人ひとりの骨格に合わせたカット技術、リラックスできる空間づくり、スタッフのみなさんの温かい人柄、これらを100%伝えることは到底不可能なんです。
以前に私の生徒さんである東北地区のネイルサロンの方が、こんなことを言っていました。
「うちは爪を傷めない施術にこだわってるんです。でも、ホットペッパーの原稿じゃそれが伝わらない。結局、『安いからここでいいや』って来る人ばかりで、本当に私の技術を求めてくれる人に出会えないんです」
彼女のこの心の嘆き、分かりますか?
本当に技術を持っているのに、それが伝わらないもどかしさ。価格だけで比較されてしまう悔しさ。
これって、すごく辛いことです。
今こそ自分たちの「お城」である自社媒体を作る時
だからこそ、お祭りが終わった今こそ、自分たちの「お城」を作る必要があります。
具体的には、自社のホームページやブログ、そしてSNSの運用です。
「え~、また面倒なことを…」と思いましたか?
気持ちは分かります。
毎日の施術で忙しいのに、そこに文章を書く時間なんて取れない。
そう思う気持ちも、本当によく分かります。
でも、聞いてください。
ブログは、あなたの専門知識や想いを自由に綴ることができる宝箱です。
ホットペッパーでは書けなかった、あなたの施術へのこだわり、あるいはお客さんへの想い、この仕事を選んだ理由、日々の小さな発見など、それらすべてを文字数制限も写真枚数の制限もなく、自由に表現できる場所なのです。
SNSは、お客さんと毎日言葉を交わすことができる「交換日記」のようなものです。
今日の施術で感じたこと、新しく入荷した商品のこと、ちょっとした美容のコツ。
そういう日常の積み重ねが、お客さんとの距離をぐっと縮めてくれます。
想像してみてください。
ホットペッパーでサロンを知ったお客さんが、「もっとこのお店のこと知りたいな」と思ってブログを探す。
そこには、あなたが丁寧に書いた記事がある。施術へのこだわり、お客さんへの想い、スタッフ紹介、ビフォーアフターの詳しい解説…
そして、その記事を読んだお客さんが、「私が探していたのは、まさにこういうサロンだった」と。
そして、心から「この人に髪を切ってほしい」「この人に肌を任せたい」と思ってくれる。
この「心の繋がり」こそが、手数料やポイントのルール変更に左右されない最強の集客力になるんです。
価格で選ばれるのではなく、あなた自身の価値で選ばれる。
これが、本当の意味での集客ではないでしょうか?
自社媒体は最強の「資産」になる!
自社の媒体を持つことは、最初は少し手間に感じるかもしれません。
「文章なんて書いたことない」「何を書けばいいか分からない」「続けられる自信がない」そんな不安も、よく分かります。
でも、手数料が高くなっていく一方の現状を考えれば、自分たちの力で情報を発信できる場所を持っていることは、裏を返せば、将来的にサロンを守るかけがえのない「資産」になるんです。
それは、誰にも奪われることのない、あなただけの財産です。
ホットペッパーを「出会いのきっかけを作る入り口」として賢く使いつつ、そこから先はブログやSNSという「温かい自分たちの場所」へとお客さんを優しく招き入れる。
この導線を作ることこそが、まさにお祭りの後の静けさをチャンスに変える唯一の戦略です。
ピンチはチャンス!新しい時代のサロン作りを始めよう!
ホットペッパーに掲載している方たちにとって、今回のルール改悪は確かに厳しい試練です。
正直に言えば、このままでは二極化がさらに進むと同時に、以前のように集客が全く見込めない状況に追い込まれるお店も出てくるでしょう。
それくらい、深刻な状況だと私は思っています。
でも、これを機に「なんとなく広告を出していればいい時代」を卒業して、自分たちの本当の価値を磨き、発信していくための良いきっかけにしませんか?
「ピンチはチャンス!」使い古された言葉かもしれませんが、今ほどこの言葉が当てはまる時はありません。
お祭りの熱が引いた後の3月、自分たちの言葉で、自分たちの場所から、心を込めたメッセージを届けていきましょう。
あなたが一生懸命に書いたブログの一行が、たった一人の悩みを持つお客さんの心を動かして、ポイントや割引に関係なく「あなたのお店に行きたい」と言わせる日が必ず来ます。
新しい時代のサロン作りを、今この瞬間から一緒に始めていきましょう!
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