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突然のトラブルに備える!サロン経営者が今すぐ取り組むべきリスク対策
今回は、先月に私の身に起こった「とある事件」について詳しくお話ししたいと思います。
ビジネスを長く続ける上で、リスクヘッジがいかに重要かを再認識するきっかけになった出来事ですので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
先月のある日のこと、仕事から戻って事務所に帰り、いつも通りパソコンの電源を入れました。
しかし、その日は何かが違いました。画面が立ち上がらず、再起動中の状態が続いていました。
「あれ?」と思い、何度か電源を入り切りしてみましたが、状況は変わりません。
あなたも、そんな経験はありませんか?
普段はスムーズに動くはずのパソコンが、突然言うことを聞かなくなる。
そんなとき、胸の中に広がる不安感は半端ではありません。
『そのとき感じた嫌な予感が的中・・・』
パソコンが再起動しない状態が続く中で、私の頭をよぎったのは、
「もしかして、これは大きなトラブルかもしれない」
という嫌な予感でした。
長年ビジネスをしていると、こうした直感は無視できないものです。
翌朝、すぐに知り合いのパソコン修理屋に連絡を取りました。
電話口で状況を説明したところ、彼はすぐに「それはおそらくハードディスクがやられている可能性が高いですね」と言いました。
その瞬間、冷や汗が背中を伝い落ちるのを感じました。
ハードディスクが壊れてしまった場合、データがすべて消えてしまう可能性があります。
これまで積み上げてきた仕事の成果が一瞬で消えてしまうかもしれないという恐怖に、頭の中が真っ白になりました。
結局、修理屋からの指示で、パソコンを事務所まで引き取りに来てもらい、修理に出すことになりました。
しかし、修理が完了するまでには最低でも5日間かかるとのこと。
これは、ビジネスにおいて非常に痛い時間です。
通常の業務が滞ることで、お客様への対応が遅れ、売上にも影響が出る可能性があるからです。
ただ幸いなことに、私は予備で2台のパソコンを持っていました。
MacBookとWindowsのパソコンです。
さらに、壊れたパソコンのデータは外付けハードディスクで定期的にバックアップを取っていたため、業務には大きな支障が出ることはありませんでした。
これには本当にホッとしました。
この経験を通じて、改めてビジネスにおけるリスクヘッジの重要性を実感しました。
パソコンが壊れるというのは、予期せぬ出来事ではありますが、事前に備えておくことで、ダメージを最小限に抑えることができます。
リスクヘッジとは何か?有名起業家に学ぶ事例
さて、この話を聞いて、「私は大丈夫」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ここでちょっと立ち止まって、リスクヘッジの本当の意味を考えてみましょう。
たとえば、ある有名な女性起業家が、LINE登録者が3万人もいたにもかかわらず、突然LINE公式アカウントが凍結され、リストがすべて消えてしまったという話があります。
ご存じの通り、LINEのリストは非常に貴重な資産です。
このリストを活用することで、年間3億円以上の売上を上げていたとのことです。
この起業家は、LINEリストを失うことでビジネスに大きな打撃を受けたものの、別のリストや集客手段を持っていたため、最終的には乗り越えることができました。
しかし、リスクヘッジをしていなかったら、どうなっていたでしょうか?
ビジネスが回らなくなり、大きな損失を被る可能性が高かったでしょう。
サロン経営におけるリスクとその対策
これはサロン経営においても本質は同じことです。
日々の業務においては、何かしら予想のできないトラブルやリスクが潜んでますからね。
ここではサロン経営において、起こりうるリスクについて解説してみたいと思います。
### エステ機械が壊れた場合の対処法
サロン経営において、エステ機械が壊れるというリスクは避けられません。
機械が動かなくなれば、お客様へのサービス提供ができなくなり、売上にも大きな影響が出ます。
このリスクに備えるためには、常に予備の機械を用意しておくことや、修理費用を確保しておくことが重要です。
### パソコンや携帯の故障が業務に与える影響
私が経験したように、パソコンが突然壊れることもあります。
さらに、携帯電話が故障すれば、お客様との連絡が途絶えてしまう可能性もあります。
これらのデバイスが業務に与える影響を最小限に抑えるためにも、定期的なバックアップを取り、代替手段を用意しておくことが大切です。
### お客様の肌トラブルに備える
脱毛やフェイシャルの施術中に、お客様の肌にトラブルが発生するリスクもあります。
こうしたリスクに対しては、適切な保険に加入することや、施術前に十分なカウンセリングを行うことで、トラブル発生時のリスクを軽減することができます。
### SNSアカウントの凍結リスク
SNSやLINE公式アカウントが突然凍結されるリスクも無視できません。
SNSは今や集客の重要なツールですが、それに依存しすぎるのは危険です。
万が一、アカウントが凍結された場合に備えて、顧客のメールアドレスや電話番号を確保しておくことが必要です。
## 物件の大家さんや業界の規制変更
サロンを借りている物件の大家さんが突然家賃を値上げしたり、急に退去を命じられたりするリスクもあります。
また、業界全体の規制が変更され、これまで使っていた技術や資格が無効になる可能性も考えられます。
こうしたリスクに対しても、常に最新の情報を収集し、予め対策を考えておくことが重要です。
## 経営者としての心得:常に最悪のシナリオを想定する
リスクヘッジの話をすると、少しネガティブに感じるかもしれません。
しかし、経営者として成功を続けるためには、常に最悪のシナリオを想定し、そのリスクに備えておくことが不可欠です。
例えば、経営者自身が病気で倒れた場合、ビジネスはどうなるのでしょうか?
オンラインや通販など、売上を確保できる仕組みを構築しておくことが重要です。
また、従業員が突然辞めた場合、代わりの人材はすぐに見つかるでしょうか?
このようなリスクに備えるためには、常に人材を確保し、教育しておくことが必要です。
さらに、エステ機械が壊れた際、新しい機械を購入する予算や修理の費用は確保できていますか?
SNSやLINE公式アカウントが凍結された場合、顧客との連絡手段は他に用意してありますか?
これらのリスクに備えることで、ビジネスの安定性を確保し、万が一の事態にも冷静に対応できるようになります。
他人事と思わずに、自分のこととして考えるようにしてください!
あらゆるサロン経営においてのリスクヘッジの重要性
これまでお話ししてきたように、リスクヘッジはすべての経営者にとって非常に重要なテーマです。
特に、サロン経営のように、日々多くのお客様と接し、さまざまな機材や技術を使ってサービスを提供するビジネスでは、予測できないトラブルが発生するリスクが高まります。
『ちなみにあなたのサロンは大丈夫ですか?』
ここで、今一度あなたにお聞きしたいのですが、あなたのサロンでは、最悪のケースを想定してしっかりと準備していますか?
この問いかけに「はい」と即答できない場合は、すぐにでもリスクヘッジの見直しをする必要があります。
●自分が病気になったらどうする?
例えば、あなた自身が突然病気で倒れたら、サロンはどうなるでしょうか?
オンラインや通販など、店舗外で収益を確保する仕組みをすでに構築していますか?
または、代わりにサロンを運営してくれる人材はいますか?
●従業員が突然辞めたら?
従業員が突然辞めた場合、その穴を埋めることができる人材はすぐに見つかるでしょうか?
あるいは、あなたが全ての業務をカバーできるのでしょうか?
もしこのようなリスクに備えていないのであれば、今すぐにでも対応策を考える必要があります。
●サロンの機械が壊れたらどうする?
また、サロンで使用しているエステ機械が突然壊れた場合、新しい機械を購入する予算や修理費用はすぐに手配できるでしょうか?
これも、普段から予算を確保しておくことが重要です。
●SNSやLINEアカウントの凍結リスクに備える
さらに、SNSやLINE公式アカウントが凍結された場合、顧客との連絡手段は確保していますか?
メールアドレスや電話番号など、他の連絡手段を普段から収集しておくことで、こうしたリスクに備えることができます。
これまで述べてきたリスクは、決して他人事ではなく、あなたのサロンにも起こりうることです。
実際に、私自身もこれまでに何度かビジネス上の危機に直面してきました。
そのたびに、適切な対策を講じることで、何とか乗り越えてきましたが、それは常に最悪のシナリオを想定し、準備を怠らなかったからです。
もちろん、最悪のケースが発生しないに越したことはありません。
しかし、万が一に備えることが、サロン経営者としての責務であり、ビジネスの持続可能性を高めるための最も確実な方法です。
サロン経営においてリスクヘッジを実行するための第一歩
では、具体的に何をすれば良いのでしょうか?
まずは、以下のステップを実行してみてください。
1. 現在のリスクを洗い出す: まずは、あなたのサロンに潜むリスクをリストアップしましょう。エステ機械の故障、SNSアカウントの凍結、スタッフの突然の退職など、考えられるすべてのリスクを書き出します。
2. リスクの優先順位をつける: 次に、それぞれのリスクに優先順位をつけます。最も発生する可能性が高いもの、あるいは発生した際にビジネスに大きな影響を与えるものから順に対応していきます。
3. 具体的な対策を講じる: 優先順位が高いリスクから、具体的な対策を講じましょう。予備の機材を用意する、顧客情報をしっかりと管理する、代替手段を確保するなど、具体的なアクションを起こします。
4. 定期的に見直しを行う: リスクヘッジは一度行ったら終わりではありません。定期的にリスクを見直し、新たなリスクが発生していないか、既存のリスクに対する対策が有効かどうかをチェックすることが重要です。
最後にまとめ:サロン経営者が今すぐ取り組むべきこと
あなたもこの記事を通して、リスクヘッジの重要性を改めてご理解いただけたでしょうか?
経営者として、最悪のシナリオを常に想定し、日頃から準備を怠らないことが、サロン経営の成功に不可欠です。
これからもお客様に最高のサービスを提供し続けるために、ぜひ今日からリスクヘッジの見直しを始めてみてください。
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